拙守に泣いた川上 初の敵地で黒星

[ 2009年4月22日 10:45 ]

ナショナルズ戦に先発したブレーブス・川上

 ブレーブスの川上憲伸投手は21日、ワシントンでのナショナルズ戦に先発し、5回0/3を投げ、7安打4失点(自責点2)2三振3四球で交代。チームは3―4で敗れ2敗目(1勝)を喫した。

 既に勝利投手の権利を得た後の6回、不運がブレーブスの川上を襲った。拙守が続き、同点とされて降板。後続が打たれて、勝ち越しを許してしまった。
 「粘り強く投げていきたい」という言葉通り、ピンチをしのいで、3―1とリードしたまま五回を終えた。だが六回、先頭のダンに中越えの一発を浴びて1点差に迫られると流れが一変。三塁手が打球をはじく失策で無死一塁となり、今度はレフト前に落ちる打球を野手が後逸し、同点の三塁打になった。
 ここで降板を告げられた。救援が打たれ、川上は4失点で自責点は2。初黒星を喫した前回登板も拙守が失点につながった。無念の3度目の登板となった。
 ただ、1回に3点を先制してもらいながら、投球リズムが良くなかったのも事実。激しい雷雨で試合開始が約1時間遅れた。20日は登板前日にもかかわらず、深夜0時すぎまでの試合を最後までベンチで見守った。こうした日本ではあまりない経験が、影響したのか。
 川上が「心配というか、どうなるんだろうというのはある」と話していた初の敵地登板は、苦いものとなった。

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2009年4月22日のニュース