凄いぞマー君!完封で決めた3戦連続完投勝利!

[ 2009年4月22日 20:51 ]

3試合連続で完投勝利をマークしたマー君

 【楽天2―0ロッテ】楽天は、田中が開幕から3試合連続完投勝利となる3安打完封で首位に浮上した。打線は0―0の7回2死二、三塁で、嶋が右前に均衡を破る2点適時打を放った。ロッテは渡辺俊が粘ったが拙守絡みで失点し、リーグ最速の10敗目。

 ≪1点あれば勝てる≫この日も最後までマウンドを譲らなかった。最後の打者を三ゴロに打ち取り、9個の「0」をスコアボードに並べた楽天の田中は、小さくガッツポーズ。開幕から3試合連続の完投勝利を、早くも今季2度目となる完封で飾った。
 14日の登板に続き、ロッテ・渡辺俊との投げ合いとなった。6回までは両チームとも無得点。楽ではない展開の中、ピンチを乗り切って味方の援護を呼び込んだ。
 最大のヤマ場は6回。2死一、三塁とされ、4番の井口を迎えた。追い込んでから粘られた末の13球目。甘く入った速球を中堅の深いところまではじき返されたが、フェンスの手前でセンター鉄平がつかんだ。
 「去年までとらえられていた真っすぐが、今年はファウルになる。いい投げ方ができている」と、速球への手応えを口にする。井口に柵越えを許さなかったのも、磨きがかかった球威のたまものだった。
 ここまでの3試合で計27回を投げ、被安打10で失点はわずか1。抜群の安定感に、野村監督は「1点取れればいい」と思っていたという。「慢心せず、1年通してこういう投球をしたい」と田中。3年目の20歳が、大きく飛躍しようとしている。

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2009年4月22日のニュース