準決、決勝出番なし…球児 代表引退を示唆

[ 2009年3月25日 06:00 ]

<韓国・日本>優勝トロフィーを前に笑顔の藤川球児だが…

 【WBC決勝・日本5-3韓国】藤川が代表引退を示唆した。準決勝、決勝とダルビッシュが守護神に指名されたことで、出番のなかった藤川は「納得はしていない。でも起用法はベンチが決めることだし、決して誰かを憎んではいない。“クソッ”と思う気持ちは胸にしまっておきます」と悔しさを押し殺した。その上で4年後のWBCに向けては「ダルビッシュや新しい世代が出てきた。だから僕の出る幕はもうないでしょう。もし仮に選ばれたとしても、“イエス”とは言えないかもしれない」と話した。

 ≪“杉サマ”の輝き!21人連続無安打≫“杉サマ”が、最後まで相手の反撃を封じた。杉内は1点差とされた8回2死一塁で岩隈をリリーフ。李容圭を左直に打ち取った。シーズンと違う中継ぎながら今大会5試合に登板。打者計21人を相手に2四球のみで1本のヒットも許さないスーパー救援。「みんな僕よりデカいし子供みたいな投手が投げるのは正直怖い。ただ、誰にも気持ちだけは負けないと思って投げ続けました」。1メートル75の勝ち気な左腕が見せた驚異の安定感は、MVPの松坂に負けない輝きを放っていた。

 ▼馬原 本当にうれしい。ここにいられて良かったです。
 ▼小松 うれしいです。連覇を目指してみんな一丸でやってきた。僕自身も、いい手応えをつかんだ状態でWBCを終えました。プラスになった1カ月でした。

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2009年3月25日のニュース