東野 先発入りほぼ手中に

[ 2009年3月25日 22:53 ]

 【巨人7-5中日】巨人の成長株、東野がオープン戦最後の登板で、これまで影を潜めていた地力を発揮した。六回まで2本塁打による3失点でしのぎ「自分なりに手応えのある投球ができた。アピールできたと思う」とうなずいた。

 WBC中国代表との試合や2軍の教育リーグでは好投しても、1軍メンバーがそろうオープン戦で力を発揮できずにいた。「結果を意識するあまり投げ急いだ」と反省。軸足にしっかりと体重を乗せた後に投げ出すフォームを思い出したことで直球、変化球とも低めに切れ良く投げ込めた。

 その能力の高さからグライシンガー、内海、高橋尚の3本柱に次ぐ先発の最有力候補と期待された右腕。伊原ヘッドコーチも「これで吹っ切れたんじゃないか。きょうぐらいの投球をしてくれたら」と及第点を与えた。5年目の22歳が「昨シーズンが終わった翌日から目標に掲げた」という、開幕からの先発入りをほぼ手中に収めた。

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2009年3月25日のニュース