ハンカチいらず108球 斎藤無四球完封

[ 2008年9月28日 06:00 ]

4回のピンチをしのぎ、小さくガッツポーズの斎藤

 東京六大学野球第3週第1日は27日、神宮球場で1回戦2試合が行われた。第2試合では早大・斎藤佑樹投手(2年)が立大打線を4安打無四球完封。今季2勝目、リーグ戦通算13勝目をマークした。第1試合では慶大が延長戦の末、明大を下して先勝。今季初勝利を挙げた。

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 【早大5―0立大】テンポよく108球を投げきった。斎藤がリーグ戦2度目の無四球完封で今季2勝目。テレビインタビューは淡々と答えた右腕だったが、小躍りしながらベンチ裏に戻ってきた。「久しぶりに“投げている”感じがした。ゲームをつくれたと思う」。最速146キロ直球を軸にスライダー、ツーシームが切れて4安打10奪三振。初登板の20日、東大戦は6回無失点も自己採点は「50点」だった。
 「直球と同じフォームじゃなかったから(変化球が)曲がらなかった」という反省から1週間調整。この日は16アウトを変化球で奪い、三塁を踏ませなかった。過去2度登板した立大戦はともに1失点完投。得点を与えなかったことには「気持ち的に大きな成長はあったと思う」。一歩ずつ成長を遂げている斎藤の目には覇権奪回しか見えていない。

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2008年9月28日のニュース