「選手生命途絶えても!」西岡が引っ張る

[ 2008年9月28日 06:00 ]

勝利に喜ぶ西岡ら、ロッテナイン

 【ロッテ4―2ソフトバンク】負けられない執念がにじみ出た。2回は2死から4連打で先制。7回は3連続長短打で2点。好投の清水が8回につかまると必勝継投で逃げ切った。CS出場へ落とせない試合が続く中、3連勝で4月29日以来の貯金2。2位・オリックスを1差、3位・日本ハムは0・5差でピタリ追走だ。

 シーズン大詰めで故障者も続出。2回2死一、三塁。左ひざ、すねを痛め、足を引きずりながらのプレーが続く西岡が左前先制打でチームを勢いづけた。「選手生命が途絶えても悔いがないくらいの気持ち。結果が出なければ試合に出ない方がいいけど、負けられない試合が続くから」。リードオフマンは連日、痛み止めを服用して強行出場。胃が荒れて体重3キロ減の影響をグラウンドでは見せない。7回は二塁走者で代走を打診されたが「サトさん(里崎)がもっと楽に還してくれる」。背筋痛を押して出場する里崎が左中間2点二塁打でしっかり応えた。
 試合後、チームは大一番に向けて札幌入り。「状況はやさしくないけど、勝ちゃいい」と里崎。休息は激戦を勝ち抜いた後でいい。

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2008年9月28日のニュース