打っても投げてもこの夜の巨人はいい感じ

[ 2008年7月10日 18:18 ]

1回、巨人1死一、二塁、ラミレスが左前に先制打を放つ

 【巨8―3神】巨人は1回、下柳を攻めて1死一、二塁としてラミレス、谷の連打、坂本の二塁打で3点先制。1点差の6回は内海の適時打で、8回は高橋由の2ランなどで加点した。内海は6回途中まで2失点で6勝目。阪神の連勝は7でストップ。

 ≪必勝リレー“完成間近”≫2点リードの7回からマウンドに上がった上原は、赤星から始まった上位打線を3人で締めた。切れのある直球で外角いっぱいを突く本来の投球で圧倒した。
 復帰2戦目で2回3失点と崩れた2日のヤクルト戦のあとは、これで3試合連続の無失点。電光掲示板には最速146キロを表示し、足腰の不安が徐々に取り除かれていることを示した。本人も「もう少しやね。一歩一歩いくしかない」と、状態が確実に上向いていることを認めた。
 その直後の8回には、上原のリズムの良さに誘われたかのように打線が奮起し、3点を加えて勝利を手繰り寄せた。原監督は「上原でチームにいいムードができた。機運が高まった」とかみ合った投打に満足げだった。
 8回は1点を返され、なおも1死一塁では豊田が後続を無難に断った。9回は5点リードで抑えのクルーンが登板し、1死満塁を招いたものの無失点で切り抜けた。上原を含めたこの3人による必勝リレーができつつある。阪神を追いかける原動力となるかもしれない。

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2008年7月10日のニュース