福留マルチ安打 貴重な適時二塁打放つ

[ 2008年7月10日 10:22 ]

レッズ戦の1回、右前打を放つ福留

 米大リーグ、カブスの福留孝介外野手は9日、シカゴで行われたレッズ戦に「2番・右翼」で先発出場。1回の第1打席で右前打を放った。3回の第2打席は見逃し三振、5回の第3打席は右飛、7回の第4打席で貴重な追加点となる左越えの適時二塁打を放ち、マルチ安打を記録した。8回の第5打席は左飛で5打数2安打1打点、打率は2割8分7厘。試合はカブスが5-1で勝った。

 福留が6月27日以来、11試合ぶりの複数安打をマーク。7回には左方向への長打も飛び出し、打撃に力強さが戻っていることを印象づけた。
 7回は、無死一塁で投手のザンブラノが投前へのバントで一塁に懸命に走る姿を見て「気合が入った」という。2死後の打席では、初球の直球が真ん中に甘く入ったところを見逃さずに強振。「たまたま飛んでいったということ。きのうとそんなに変わらない」と謙遜したが、左翼手の頭上を越える伸びのある打球に、試合後の表情も幾分か明るかった。(共同)

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2008年7月10日のニュース