新広島市民球場にネーミングライツ導入へ

[ 2008年7月10日 19:08 ]

 広島市は10日の市議会建設委員会で、プロ野球・広島カープの来シーズンからの本拠地となる新広島市民球場(仮称)=同市南区、来年3月完成予定=の命名権(ネーミングライツ)導入が可能になるよう、9月に条例を改正する方針を明らかにした。

 将来の大規模修繕費の財源確保が目的。広島県内に本支店や営業所のある企業が対象で、契約期間は2009年4月から5年間、契約金は年2億円以上。条例改正後、10月に公募を開始、有識者らによる選考委員会で取得企業を決める。
 選定では金額だけでなく、経営の安定性やコンプライアンス(法令順守)、社会貢献活動への取り組みなども重視する。
 市は新球場の完成に伴い閉鎖される広島市民球場=同市中区=の命名権導入も昨年検討したが、秋葉忠利市長が「歴史の重みと市民の愛着を感じる」と見送っていた。

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2008年7月10日のニュース