巨人が逆転勝ち!3連戦3連敗を阻止

[ 2008年5月15日 18:23 ]

8回の攻撃終了後、タッチを交わす同点打の巨人・ラミレス(5)と勝ち越し打の阿部

 【巨3-2横】巨人は1―2の8回2死一、二塁からラミレス、阿部の連続適時打で逆転。計3投手の継投で逃げ切った。クルーンはピンチを招きながらも11セーブ目。横浜先発の三浦は7回1失点の好投ながら、救援陣が踏ん張れなかった。

 見応えある巨人の8回の逆転劇だった。先頭の木村拓が右前打すると、代走に俊足の鈴木尚を出した。亀井が一ゴロに倒れ、坂本が四球を選んで1死一、二塁で先制打の小笠原が打席に入った。

 2番手の吉見が直球主体に攻め、小笠原もフルスイングで応じたが、空振り三振に倒れた。巨人ファンのため息が漏れた直後のラミレスの打席で仕掛けた。カウント1―1から重盗を試みると、ラミレスは外角球をコースに逆らわずに右前に運んで追いついた。さらに阿部が左前打で続いて逆転に成功した。

 原監督は巻き返しのポイントに「各自が自分の役割を全うすること」を挙げる。8回は走者、打者それぞれが役目をしっかり果たし、2番手の西村健も好投し、9回のクルーンにつないだ。

 3連戦3連敗を阻止した指揮官は「西村がよく締めてくれた。3打点が主軸で、クルーンにもセーブがついたのは大きい」と、それぞれが“役割”を果たした勝利を喜んだ。

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2008年5月15日のニュース