ヤクルト初回に猛攻 借金1に

[ 2008年5月15日 22:37 ]

中日に勝利し喜ぶ田中(7)らヤクルトナイン

 【ヤ8―4中】相手のエースを打ち崩しての快勝。ヤクルトにとっては、中日への苦手意識をぬぐい去る絶好の試合となった。

 1回。立ち上がりの制球に苦しむ川上に、一気に襲いかかる。1番・川島慶の二塁打で猛攻の火ぶたを切った。続く福地のバントを川上が三塁へ送球して野選となる。福地が二盗を決めて無死二、三塁とし、3番・田中の中前打で2点を先行。この回、打者11人を送る攻撃で5点を奪い、あっさり主導権を奪った。

 先制打に加え、4回にも6点目をたたき出すなど3安打3打点で、打率でリーグトップに返り咲いた田中は「川上さんは簡単には打てないと思っていたが、粘って打球が良いところに飛んだ」。終わってみれば12試合ぶりの2けた安打に、効果的な3盗塁。貧打に泣く試合が続いていただけに「良い点の取り方ができた。こういう攻撃ができたら、足も使える」と高田監督はご機嫌だった。

 中日戦のカード勝ち越しは昨年7月1日以来。これで借金は1。16日からの阪神3連戦で、一気に借金生活からの脱出を狙う。

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2008年5月15日のニュース