森本が殊勲打!ハム連夜のサヨナラ勝ち

[ 2008年5月15日 21:58 ]

2試合連続のサヨナラ勝ちを喜ぶ日本ハムナイン。中央右は手荒い祝福を受ける決勝打の森本

 【日6―5ロ】日本ハムが2試合連続のサヨナラ勝ち。3―5の8回1死満塁から高橋の中前打で同点とし、9回1死二、三塁からの森本の二塁内野安打で試合を決めた。5番手の建山が今季初勝利。ロッテは成瀬をはじめ、投手陣が精彩を欠いた。

 チームの執念が乗り移ったような一打が、2戦連続のサヨナラ勝ちを呼び込んだ。同点の9回1死二、三塁、森本のボテボテの打球が二塁手の前に転がる。守備がもたつく間に三塁走者の小山がホームに突っ込んだ。森本は「打球はきれいじゃないが、結果勝ったので良かった」と喜んだ。

 このチャンスは途中出場の小山と紺田がエンドランを成功させてつくった。3―5の8回には、負傷の稲葉に代わって4番に入った高橋が同点の2点中前打を放った。この攻撃も9番・鶴岡と森本の連打に送りバントで重圧を掛け、成瀬をマウンドから引きずり降ろして得点につなげた。

 森本は「点を取られても勝てる雰囲気がベンチに広がっていた。不思議に勝っていくけど、チーム力がそうさせると思う」と誇らしげだ。昨季リーグ最少得点で連覇を達成したチームが「総合力」で競り勝つ力を証明した連続のサヨナラ劇だった。

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2008年5月15日のニュース