黒田 2勝目懸けエンゼルス戦へ

[ 2008年5月15日 09:40 ]

 ドジャースの黒田がメジャー初登板以来となる2勝目を懸けて16日のエンゼルス戦に先発する。14日にはブルペンで36球の投球練習を行い「(前回の)流れをつなぎたい」と気合を入れた。

 前回登板の11日のアストロズ戦では7回2死まで無安打と好投した。結果的にチームは逆転負けを喫したが、投球練習の登板日を3日前から2日前に変えたことが奏功したと感じ、今回も2日前にマウンドに上がった。
 開幕して8試合で防御率3・59。先発4人の中では飛び抜けた数字なのに白星からは見放されている。勝ち投手の権利を持って降板しながら逃したのが3試合あり、いまだに1勝2敗。「勝ちが付かないと乗っていけない。焦りはあるし、やっぱり勝ちたい」と正直に打ち明けた。
 精神面の動揺が投球にも影響を及ぼしている。「どうしても落とせない、と思うと慎重になる。四球でもいいと開き直れない」。広島時代も打線の援護に恵まれない試合は多かったが「完投できたから自分で責任を負えた」。先発は100球がめどの米国流が、さらに焦りを誘う。
 11日の試合から広島時代の握り方に戻したスライダーが決まり始め、明るい兆しもある。「流れはきっと来る」。右腕は自分に言い聞かせるように話した。(共同)

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2008年5月15日のニュース