岡島メジャー初の被満塁弾 レ軍4連敗

[ 2008年5月15日 09:16 ]

逆転満塁本塁打を浴びたレッドソックスの岡島

 米大リーグ、レッドソックスの岡島秀樹投手は14日、ボルティモアでのオリオールズ戦に4番手で3―2の7回2死満塁で救援し、逆転満塁本塁打を許した。1回1/3で1安打1失点、勝敗は付かなかった。チームは3―6で敗れた。

 表情はほとんど変えなかった。だが、岡島が目で追ったライナー性の打球は、左翼席に飛び込むメジャー初の被満塁本塁打。1点リードの7回2死から浴びた逆転のグランドスラムだ。
 右打者のペイトンに対し、右のハンセンに代えて左の岡島。その起用が、打者の左右にかかわらず、抑えてくれるという岡島への首脳陣の信頼を示している。義母の葬儀で不在のフランコナ監督に代わり、チームを指揮するミルズ・ベンチコーチは「2死だったし(起用は)予定通り」と後悔は見せなかった。
 だが、ペイトンは「右投手が投げていて自分のところで左投手に交代したのは、初めてだと思う」。精神的には打者を楽にさせたのかもしれない。1―0から低めの速球をとらえられた。
 けが人続出の攻撃陣に反撃する力はなく、チームは4連敗。岡島に黒星は付かないが、重い雰囲気に引き込まれるように浴びた一撃が敗戦を決定付けたとあって、無言で球場を去った。(共同)

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2008年5月15日のニュース