福留3安打、井口は3打点

[ 2008年5月15日 10:48 ]

パドレス戦の3回、中前打を放つカブスの福留

 米大リーグ、カブスの福留孝介外野手は14日、シカゴでのパドレス戦に「5番・右翼」で出場し、5打数3安打と活躍した。内容は中二塁打、中安打、右安打、二ゴロ、遊直で打率は3割2分2厘。

 パドレスの井口資仁内野手は「2番・二塁」で出場、5打数2安打3打点だった。内容は三振、三振、左前打(打点2)、三振、遊撃内野安打(打点1)で、打率は2割5分9厘。
 試合はカブスが8―5で勝った。

 ≪福留、好投手攻略「自信になる」≫2年前のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での米国戦では無安打1四球。福留は、パドレスのピービとの再戦を楽しみにしていたという。メジャーでの初対戦が実現し、2安打。「あの投手から打てたのは自信になる」と喜びを口にした。
 1打席目は2回の先頭で回ってきた。フルカウントまで粘り、8球目の低めの変化球をうまくすくって中堅フェンス直撃の二塁打とした。「1打席目に打てた。いい1日」と気を良くし、2打席目は初球の真っすぐを中前打。2番手投手に代わった5回も速球に詰まりながら右前へ運んだ。
 5月に入り、無安打の試合が6試合と一時の好調ぶりにやや陰りが見え始めていたが、そんな気配を吹き飛ばすような活躍だった。福留は「まだまだ」と満足する様子はないが、自らが好投手と認める右腕から複数安打したのは紛れもない事実だ。絶えることのなかった笑みが手応えをつかんだ証しのように映った。

 ▼井口の話(5回に左前適時打)最初の2打席はチェンジアップにやられていたので、それを狙っていた。(9回にも安打が出て)自分の気持ちの中ではそれまでの3三振が消えた感じ。
(共同)

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2008年5月15日のニュース