中日 4回に森野の4号などで逆転

[ 2008年4月15日 21:39 ]

巨人に逆転勝ちし、お立ち台でポーズをとる中日・李炳圭(左)と谷繁

 【中6-3巨】中日は0―2の4回、森野の4号ソロ、李炳圭の2点適時打などで4得点。1点差に迫られた5回にも2点を加え突き放した。5回3失点の中田が2勝目、岩瀬は5セーブ目。巨人は上原の乱調が誤算で、打線もつながりを欠いた。

 ≪谷繁好調!恐怖の下位打線≫今年の中日の下位打線は怖い。森野、中村紀と昨季は中軸を打った打者が並び、何よりも8番の谷繁が昨季までとはまるで違う。
 2点を追う四回。一死から森野のソロ本塁打が反撃ののろしだった。中村紀が二塁打で続くと、谷繁が真ん中高めの直球に「自然にバットが出た」と左前に同点打。上位につないで李炳圭の2点適時打で勝ち越した。
 五回に1点差とされたがその裏、安打と四球で上原をマウンドから降ろすと、中村紀の送りバントで二、三塁に。この落合監督の采配に「外野フライでもいいと気が楽になった」という谷繁が、越智の高めのフォークボールを中前に運び、貴重な追加点を奪った。
 勝負強さには定評のある谷繁だが、昨季まで規定打席数到達者の中で3年連続打率最下位。しかしポストシーズンで活躍し、今季も好調を維持している。この日の3安打で打率は3割1分4厘まで上がった。
 敵地での今季初対戦に続き、相手エース上原を打ち砕いての勝利。「あしたは多分内海なんで、あしたも打ちたい」。頼もしい8番打者が気勢を上げた。

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2008年4月15日のニュース