試合は負けたけど…松井秀 意地の3出塁

[ 2008年4月15日 06:00 ]

<レッドソックス・ヤンキース>4回、松坂から中越え二塁打を放つ松井秀

 【ヤンキース5-8レッドソックス】ヤンキースの松井は松坂との今季初対決こそ二塁打&2四球と奮闘したが、チームは手痛い黒星を喫した。

 2回に四球を選ぶと、6点を追う4回には初球の145キロ外角直球を中越え二塁打。「制球に苦しんでいる感じだった。球のスピード、切れは去年と変わっている感じはしなかった」。昨年は7打数1安打と苦しめられたが、当時は球を見極めている段階。「全く分からなかった去年とは違う」と手応えを胸に臨み、結果につながった。

 ただチームは中盤の反撃も届かず、5―8で力尽きた。8回には捕手モリーナが左太腿裏痛で途中交代。右肩痛を抱える正捕手ポサダに急きょマスクをかぶらせたが、2盗塁を許すどころか送球もできなかった。捕手不在の危機に、ジラルディ監督はマイナーからの緊急招集を示唆した。6試合欠場中のジーターこそ復帰間近だが、止まらない故障禍に「苦しい状況だけど試合は続く。頑張るしかない」と松井は話すしかなかった。チームは借金1で地区最下位に転落。宿敵に負け越しという屈辱以上に重いダメージを背負い、次の遠征地タンパへ向かった。

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2008年4月15日のニュース