福留 初オープン戦で左前適時打!

[ 2008年2月29日 09:09 ]

ジャイアンツとのオープン戦に先発、第3打席に左前適時打したカブス・福留

 米大リーグは28日、オープン戦16試合が組まれ、カブスの福留孝介外野手がスコッツデール(米アリゾナ州)でのジャイアンツ戦に「3番・右翼」で出場し、死球、四球の後の第3打席で左前適時打し、1打数1安打1打点の好スタートを切った。チームは12―6で勝った。

 ≪初戦から勝負強さ発揮≫死球、四球で迎えた福留の3打席目は、3回1死二、三塁の得点機。5球目の外角変化球をたたくと、打球はワンバウンドして三塁手の頭上を越えた。「あそこらへんに飛んだらいいなと思っていた」と言う、狙い通りの左前適時打。デビュー戦から、好機での勝負強さをきっちりと印象づけた。最初の実戦にも「いつも通り。普通」と、感慨はなかった。淡々と試合に臨み、確認すべき点をチェックした。福留は「(ストライクゾーンは)こんなもんかなという感じ。広くも感じない」と、外角に広いとされる点も苦にならない様子。2打席目はじっくりと球を見て四球を選び「球も見えていた」。1試合目の収穫を口にした。
 初の実戦は、安打後に代走を出されたところで終了。約1時間ほどの出番を「あっという間だった」と振り返った。しかし、出した結果は安打や打点だけではない。3打席で3度の出塁と、選球眼のよさも披露した。福留は「出塁することも自分の仕事の一つ。いいスタートが切れた」。俊足を生かした機動力も期待されている3番打者は、上々の滑り出しに充実感いっぱいの表情だった。(共同)

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2008年2月29日のニュース