イチロー 今季初戦は2打数無安打

[ 2008年2月29日 09:07 ]

パドレスとのオープン戦に先発、2打数無安打だったマリナーズのイチロー

 マリナーズのイチロー外野手は28日、アリゾナ州ピオリアで行われたパドレス戦に「1番・中堅」で先発出場し、2打数無安打だった。内容は左直、遊ゴロだった。チームは10―3で勝った。

 ≪緊張の季節が始まる≫イチローは約5カ月ぶりの実戦の感想を正直に口にした。「嫌な緊張感はあるね」。その「嫌な」原因ははっきり明かさない。だが昨年までの言動から察すれば、気が抜けない日々が今年も始まったということか。「ゲーム感覚をつかむこと」がオープン戦の目的と以前から口にする。ただイチローの場合、公式戦に近い形で気持ちを盛り上げることが「ゲーム感覚」に含まれている。少しずつ緊張のギアを上げていくのではなく、実戦の1日目から本番を意識する姿勢は変わらないようだ。会見ではいつもと変わらぬ淡々としたトーン。それでも自然にバットが振れていることは認めた。1打席目の左直、2打席目の遊ゴロとも外の真っすぐをしっかりと打ち返していた。何か特別なものを背負っている感じはあるか、と問われて「いや、全然ない」。結局、いつも通りの順調な滑り出しか。(共同)

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2008年2月29日のニュース