岡島“ドキドキボール”初披露

[ 2008年2月19日 06:00 ]

ブルペンで力強い投球を見せる岡島

 レッドソックスの岡島秀樹投手(32)が17日(日本時間18日)、ブルペンで自ら“ドキドキボール”と名付けた新球のツーシームを初披露した。捕手を座らせて44球。ファレル投手コーチが明かした新球ツーシームも最後に2球だけ試投した。これまでかたくなに正体を隠してきた岡島も「順調にきてます。自主トレでも打者相手に投げていい感じに落ちていたし」と認めた。

 右打者の外角に逃げ、左打者の胸元に食い込む変化球。昨季ロッキーズとのワールドシリーズで決め球のチェンジアップを痛打され「進化しないとだめ」と新たに取り組んだ。今後はキャンプで練習を重ねるが、オープン戦では対戦相手にデータを取られないように封印する。「同地区というかア・リーグの球団は避けていく。日本(阪神、巨人)でのオープン戦で投げようかな」と日本凱旋時に“解禁”する予定だ。

 まだ練習して2カ月しかたたないが「使える自信は持っている」と手応えは十分。新たな武器を引っ提げて開幕に備える。

 ≪松坂“専属シェフ”が応援に≫レッドソックス・松坂は順調にキャンプ2日目を終えた。ブルペンには入らなかったが、全体練習後にファレル投手コーチと70メートルの遠投を追加。投げ込み不足解消へ「遠投や短い距離のキャッチボールをやって(肩を締めて)いきたい」と話した。またこの日、“専属シェフ”として松坂の食事を作っている2人の調理師がキャンプに応援に駆けつけた。普段働いている都内の料理店を留守にしてのサポート。調味料は無添加にこだわり、毎日おかずだけで6、7品は並べるそうで「あっさりした味付けにできるだけしています」。これには松坂も「助かっています。工夫して毎日違う物を作ってくれる」と感謝していた。

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2008年2月19日のニュース