田中 2・24“怪物対決”に闘志

[ 2008年2月19日 06:00 ]

 楽天・田中が24日の練習試合、日本ハム戦(名護)で先発することになった。駒大苫小牧2年の05年夏、甲子園準決勝以来となる中田との“怪物対決”が確実となり「頑張って抑えたいですね。凄いバッターだと思うし、対戦することだけでも楽しみ」。短い言葉の中にプロでの再戦に闘志を見せた。

 甲子園では1年生ながら大阪桐蔭5番に座った中田を相手に三ゴロ、三振、ポテンヒットながら中前打も許した。「サードゴロはインハイの真っすぐを完ぺきにとらえられた。ファインプレーで助かった」。完全に打ち取ったとは思っていない。昨年11勝を挙げて新人王を獲得したプロの先輩として、プライドを懸けた今回は完ぺきに抑えるつもりだ。今キャンプは課題のセットポジションも克服。ここまで2試合の紅白戦は計5回を無失点投球。真価を問われる2年目に向けて着実にレベルアップした姿を見せている。

 一方で日本ハム・中田も「ほんまッスか。(球が)速いッスよね。打席に立ちたいです。たぶん打てないと思うけど、球を見たみたい」と田中との対戦を心待ちにした。ともに“怪物”と称された者同士が相まみえる第1R。24日に沖縄・名護が熱くなる。

 ≪長谷部は由規と直接対決≫楽天のドラ1左腕・長谷部(愛知工大)は25日のヤクルト戦で対外試合初登板初先発。注目の由規と直接対決となる予定だ。この日行われた学校訪問では他の新人選手とともに久米島町内の仲里小を訪れた。「70から80%は仕上がってきたので、このまま調子を上げていきたい」。午後からは2軍練習場である仲里球場で軽めの調整を行い。19日からのキャンプ最終クールに備えた。

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2008年2月19日のニュース