卓球男子団体 張本は獅子奮迅の2勝 倉嶋監督「やっと張本の五輪が始まった」

[ 2021年8月5日 00:18 ]

東京五輪第13日 卓球男子団体準決勝   日本2―3ドイツ ( 2021年8月4日    東京体育館 )

男子団体準決勝、ドイツ戦の第2試合のシングルスでプレーする張本(AP)
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 水谷隼(32=木下グループ)、丹羽孝希(26=スヴェンソン)、張本智和(18=木下グループ)の3人で臨んだ世界ランキング3位の日本は、同2位のドイツに2―3で敗れ、決勝進出を逃した。6日の3位決定戦では銅メダルを懸け、同4位の韓国と対戦する。

 試合後、倉嶋洋介監督(40)は、シングルスで2勝した張本について「やっと張本の五輪が始まったな、という感じ。絶好調になってきた」と頼れる若きエースを称えた。第1試合のダブルスを落として迎えた第2試合で、オフチャロフに3―1で勝利。第3試合も落とし、後のない状況で迎えた第4試合は第1、2ゲームを落とす大ピンチも、そこから3ゲームを奪い大逆転勝利。「集中力がなかった。さすにが0―2になって焦ったが、そこから本来のプレーが出た」と話した。

 「ここで言うのは嫌だが」と断りつつも、韓国戦でも張本をシングルス2試合で起用する方針。シングルスは4回戦敗退の屈辱を乗り越え、ようやくエンジンが掛かってきた若きエース。倉嶋監督は「丹羽と張本にも必ずメダリストになってもらいたい。残念がるより、必ずメダルを獲る気持ちに切り替えたい」と3位決定戦に目を向けた。

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2021年8月4日のニュース