レスリング川井姉妹で金へ 妹・友香子まず王手「いい流れでつなぎたかった」 姉・梨紗子は今日登場

[ 2021年8月4日 05:30 ]

東京五輪第12日 レスリング女子フリースタイル62キロ級1回戦 ( 2021年8月3日    幕張メッセ )

<東京五輪 レスリング 女子62キロ級準決勝>果敢な攻めでポイントを奪う川井友(上)(撮影・北條 貴史)
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 女子62キロ級の川井友香子(23=ジャパンビバレッジ)は準決勝で、18年世界選手権決勝で敗れたブルガリア選手に雪辱して決勝に駒を進めた。きょう4日に始まる57キロ級の姉・梨紗子(26=同)が観客席から見守る前で姉妹金メダルに前進し「どうしてもいい流れでつなぎたかったので良かった」と安どの表情を見せた。

 初戦はテクニカルフォールで圧倒し、2回戦と準決勝はともに逆転勝ち。五輪1年延期でフィジカルを強化した成果を発揮し「パワーの差は感じず、本当にレスリングで勝負ができた」とうなずいた。16年リオ五輪から世界のトップを守り続ける姉に対し、友香子はシニアの国際大会で優勝経験がない。「泥くさくても最後に自分が勝つ試合がしたい」。悲願達成へ、一足先に頂点に立つ。

 ○…4日に始まる階級の組み合わせが決まり、女子57キロ級で16年リオ五輪63キロ級に続き2連覇を狙う川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)は、1回戦でギニア選手と対戦する。順当に準決勝に進めば、初戦でぶつかる19年世界選手権2位の栄寧寧(中国)とリオ五輪53キロ級女王のヘレン・マルーリス(米国)の勝者と戦いそうだ。男子フリースタイルは57キロ級の高橋侑希(山梨学院大職)が第1シードのセルビア選手と、86キロ級の高谷惣亮(ALSOK)はトルコ選手とそれぞれ初戦で当たる。

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2021年8月4日のニュース