美帆 大会新でV2 小平抑え「勝負に勝てたのはうれしい」

[ 2018年10月28日 05:30 ]

スピードスケート全日本距離別選手権第2日 ( 2018年10月27日    長野市エムウエーブ )

女子1000メートルの表彰式で記念写真に納まる優勝の高木美(中央)。左は2位の小平、右は3位の佐藤
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 ◇女子1000メートルは平昌冬季五輪銅メダルの高木美帆(日体大助手)が1分14秒86の大会新記録で2連覇を果たした。同銀メダルの小平奈緒(相沢病院)が1分15秒10で2位だった。男子1000メートルは22歳の新鋭、山田将矢(日大)が1分8秒62の国内最高記録で初制覇。平昌五輪5位の小田卓朗(開発計画研究所)が1分9秒16で2位だった。

 高木美は最後の1周の交差エリアで、内側から来た同走の辻と重なったものの、「行くしかない」と外側から一気に前に出た。世界記録保持者の小平が昨年出した1分14秒58の国内最高記録に届かなかったが、次の組の小平を抑え「勝負に勝てたのはうれしい」と目尻を下げた。昨年は相手の転倒もあって頂点に立ち、今回も小平は本調子でなかった。「お互い、まだベストには遠い。これからが勝負」と世界での戦いをにらんだ。

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2018年10月28日のニュース