三宅氏のパワハラ認定せず 重量挙げ協会が調査結果公表「誤解を招くような言動を慎みたい」

[ 2018年10月28日 20:12 ]

 日本重量挙げ協会会長で女子日本代表監督の三宅義行氏に、過去に女子の元選手に対するパワーハラスメントがあったと訴えがあった問題で、協会は28日、パワハラと認定される行為はなかったとする調査報告書を公表した。ただし、日本代表クラスだったこの元選手は代表合宿に大きな精神的ストレスを感じていたとし、配慮が不十分だったとも指摘した。

 9月1日の常務理事会で会長のパワハラが事実かどうかを問う声が上がり、協会のコンプライアンス委員会が三宅氏と被害を受けたとされる元選手に聞き取りをした。

 1968年メキシコ五輪で銅メダルを獲得した三宅氏は、2012年ロンドン、16年リオデジャネイロ両五輪で表彰台に立った三宅宏実選手(いちご)の父。

 ▼三宅義行・日本重量挙げ協会会長の話 パワーハラスメントの認定まで至らなかったとのことだが、女子の元選手や関係者に不快な思いをさせたことには変わりなく、大変申し訳なく、おわび申し上げる。今後は真摯に受け止め、誤解を招くような言動を慎みたい。

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