沙羅、貫禄の2連覇 スタート低くても圧勝「課題はクリア」

[ 2018年10月28日 05:30 ]

女子ノーマルヒルで優勝し、笑顔の高梨
Photo By 共同

 ノルディックスキーの全日本選手権ジャンプ第1日は27日、長野県の白馬ジャンプ競技場でノーマルヒル(ヒルサイズ=HS98メートル)が行われ、女子は平昌冬季五輪銅メダルの高梨沙羅(クラレ)が94・5メートルを飛び、128・4点で2連覇を果たした。女子は強風などのため、2回目途中で打ち切られ、1回目の成績で順位が決まった。

 今季初めて冬に用いる氷の助走路で行われた試合で、高梨は一人だけ1メートル低いスタート位置から出て、K点(90メートル)を大きく越えた。11月下旬開幕のW杯に向けた準備が、着々と進んでいることを印象づけ「(夏との感覚の違いに)苦戦していたけど、しっかり滑れた。今日の課題はクリアできた」と頬を緩めた。

 男子は竹内択(北野建設)が90・5メートル、93・5メートルの合計239・3点で勝った。46歳の葛西紀明(土屋ホーム)は26位だった。

続きを表示

2018年10月28日のニュース