琴奨菊、休場でかど番へ 左膝など負傷で「相撲のバランス崩れた」

[ 2016年7月16日 12:50 ]

6日目、隠岐の海に突き落としで敗れ、5敗目を喫した琴奨菊

 大相撲の大関・琴奨菊(32=佐渡ケ嶽部屋)が名古屋場所7日目の16日、日本相撲協会に「左膝内側側副靭帯損傷、左アキレス腱周囲炎のため約2週間の安静、加療を要する」との診断書を提出して休場した。6日目まで1勝5敗と星が伸びず、15日夜に師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)と相談。師匠から「一晩寝てから話そう」と言われ、16日朝にあらためて話し合って休場を決断した。

 休場を受けて愛知県一宮市の佐渡ケ嶽部屋で報道陣に対応した琴奨菊は痛みが出た時期について「(場所前に)完全オフにして(疲れを)抜きに行った時」と明かし、状態については「最善を尽くしたが、いい時の感覚と比べて踏み込んだ時に膝、足首がぶれるとか相撲全体のバランスが崩れた。(膝の)内側(じん帯)が伸びているからガチっと決まってない」と説明。再出場はしない方針で「今一度、見直して自分の相撲人生を理解してやっていけたらと思います」と話した。

 琴奨菊の休場は昨年11月の九州場所以来5度目で、9月の秋場所は6度目のかど番となる。7日目に対戦が組まれていた関脇・魁聖は不戦勝。今場所の十両以上の休場者は5人目となった。

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2016年7月16日のニュース