勇太 晴れのち雨…初日日本人最高12位から2日目3オーバー

[ 2016年7月16日 05:30 ]

第2R15番、ティーショットが右ラフに入るも救済を受けボールをドロップする池田

米男子ゴルフツアー 第145回全英オープン第2日

(7月15日 英国トルーン ロイヤルトルーンGC=7190ヤード、パー71)
 初日12位の池田勇太(30=日清食品)はバーディーなし、3ボギーの74で回り通算イーブンパーに落とした。宮里優作(36=フリー)は通算8オーバー、塚田陽亮(31=ホクト)は通算10オーバー、小平智(26=Admiral)は通算11オーバーで終了。初日首位のフィル・ミケルソン(46=米国)が通算10アンダーまで伸ばした。松山英樹(24=LEXUS)は6ホールを終えて通算1オーバーだった。

 雨の中、池田は耐えた。5番で4メートルを外してボギーが先行した。12番では第2打をグリーン手前のバンカーに入れてボギー。13番もティーショットを右ラフに打ち込んで連続ボギーとした。

 後半は風が強くなった。だが、大崩れはしなかった。15番では第1打を右に曲げるピンチだったが、クレーン車が邪魔になるため救済を受けて第2打をフェアウエーに出し、そこから1メートルにつけてパーを拾った。

 「へたくそ過ぎてへとへと。天候が天候だったので耐えるゴルフが必要だった。チャンスについても(パットが)入らなかった。それでも11番まではいい感じだったけど12、13番の連続ボギーで流れが変わった」と話す表情には疲労感がにじんだ。それでも通算イーブンパー、予選通過圏内で第2ラウンドを終えた。

 初日は晴天の下68をマークし「前半から良いプレーができたし、後半も耐えるゴルフができた」と満足そうだった。68は11年全米プロ選手権第2ラウンドに並ぶメジャー自己最少。12位はメジャー初日の最高順位だ。

 パー5の4、6番でバーディー。「ポステージ・スタンプ(郵便切手)」の愛称で知られる8番パー3はティーショットをバンカーに入れてボギーとしたが、9番は第2打を1メートルに、14番パー3は7Iで50センチにつけて伸ばした。フェアウエーキープ率64%(66位)、パーオン率72%(23位)とショットはまずまず。合計29パットとグリーン上でリズムをつくった。

 リオデジャネイロ五輪代表になって最初の試合。「リオはリオ。これ(全英オープン)はこれ」と冷静に話していたが、日本代表としての意地もある。「しっかり休んで明日に備えたい」と決勝ラウンドに視線を向けた。

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