男子フルーレ団体 日本5位終戦 必死粘り及ばず太田「実力不足」

[ 2015年11月9日 05:30 ]

 フェンシングの高円宮牌W杯最終日は8日に東京・駒沢体育館で行われ、男子フルーレ団体で、太田雄貴(森永製菓)松山恭助(早大)敷根崇裕(東京・東亜学園高)千田健太(阿部長マーメイド食品)の日本は5位だった。初戦の2回戦でブラジルに45―23で勝ったが、準々決勝で米国に43―45で敗れた。5~8位決定予備戦はロシアに45―39で勝ち、5、6位決定戦でイタリアを45―37で下した。米国が決勝でフランスに45―33で勝ち、優勝した。

 必死の粘りを発揮したが、準々決勝で米国に2点差で敗れた。エース太田は「まだまだ実力が足りない」と淡々と話した。34―40で太田に最後の出番が回ってきた。軽快な動きで43―44と迫った。だが前日の個人戦で優勝したマシアラスに冷静に動きを見極められて最後のポイントを奪われた。「早めに仕掛けていったけれどちょっと焦った」と唇をかんだ。リオデジャネイロ五輪出場権を懸けたポイント争いは残り2大会。日本はアジア・オセアニア地域で中国、韓国との争いが最後までもつれる可能性がある。太田は「自分たちのベストの試合をしたい」と気合を入れ直した。

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2015年11月9日のニュース