日本女子、決勝快勝で東京大会へ弾みも中村主将「満足してません」

[ 2015年11月9日 05:30 ]

<日本・カザフスタン>前半、トライを決めた山口

7人制ラグビー リオデジャネイロ五輪アジア予選香港大会決勝 日本22―0カザフスタン

(11月8日 香港スタジアム)
 女子代表は決勝でカザフスタンを22―0で破って優勝。大会ポイント6を獲得し、28、29日のアジア予選東京大会(秩父宮)でアベック出場を目指す。

 まだ道半ば。決勝でカザフスタンに22―0で完勝してノーサイドの笛を聞いても、女子代表サクラセブンズの選手たちは普段の試合後と同じように勝利を称え合った。中村主将も「一安心というところ。中国にも負けたので満足はしてません」と表情を引き締めた。

 この日初戦のグアムに圧勝して決勝(1、2位決定戦)進出を決めた日本だが、続く1次リーグ最終戦で体格の大きな中国に密集で食い込まれ、5―12で敗戦。メンタルへの悪影響が心配される状況だったが、今大会の初戦(7日)で7―5と苦戦を強いられたカザフスタンを終始、圧倒した。五輪出場に向けてラグビーに専念するため、女子選手では珍しいプロ選手として活動する山口は快足を飛ばして2トライを挙げ「いいパスをもらえたのでトライを取れた」と感謝した。

 大会ポイント6を得て、3週間後(28、29日)には秩父宮ラグビー場で日本大会に臨む。日本大会との合計ポイントが1位になればリオ五輪切符獲得だ。大会用に作製されたポスターのスローガンは「次に世界を驚かすのは、私たちだ」。浅見敬子ヘッドコーチも「東京で決めます」と宣言。頼もしい女戦士たちが、エディージャパン、瀬川ジャパンに続く。

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2015年11月9日のニュース