上川「自分を追い込んだ」2年ぶり頂点!リオ代表争い残った

[ 2015年11月9日 05:30 ]

男子100キロ超決勝で西潟(下)を攻める上川は、2年ぶりに頂点に立った

柔道 講道館杯最終日

(11月8日 千葉ポートアリーナ)
 柔道の講道館杯最終日は8日、千葉ポートアリーナで男女7階級を実施した。注目の男子100キロ超級ではロンドン五輪代表の上川大樹(25=京葉ガス)が2年ぶり2度目の優勝を飾り、リオデジャネイロ五輪の代表争いに生き残り。元世界王者・小川直也(47)の長男・雄勢(19=明大1年)は3位に入った。同100キロ級ではウルフ・アロン(19=東海大2年)が初優勝した。大会終了後の強化委員会でグランドスラム(GS)東京大会(来月4~6日、東京体育館)の男女56代表が決まった。

 男子100キロ超級では、GS東京の残り1枠を懸けた決勝は上川が今年の選抜体重別を制した西潟から有効を奪って勝利し、リオ五輪代表争いにかろうじて生き残った。「大会前は風邪もひいて苦しかったけど、ここで勝たないと残れないと自分を追い込んだ」と、5戦中3戦で一本勝ち。調子の波が激しく、最近は海外遠征から外されることも多かったが「(ロンドン)五輪の悔しさは五輪でしか晴らせない。20年東京に向けて、まずはリオで優勝したい」と執念を口にした。

続きを表示

2015年11月9日のニュース