W杯懸け 最後の国立で香港戦 ジョーンズHC「新たな歴史をつくる」

[ 2014年5月24日 17:25 ]

 ラグビーの2015年ワールドカップ(W杯)イングランド大会のアジア予選を兼ねたアジア5カ国対抗で、日本は25日に最終戦の香港戦に臨む。

 ともに3戦全勝の勝ち点18で並び、勝者が優勝とW杯出場権を獲得。現在の国立競技場では最後のスポーツ大会となり、24日に会場で最終調整した日本のジョーンズ代表ヘッドコーチは「日本スポーツの新たな歴史をつくり、チームがさらに進化する一歩にしたい」と意気込みを語った。

 国立は19年ラグビーW杯や20年東京五輪に向け、7月に解体工事が始まる。早大時代、国立での全国大学選手権決勝を3度制したFB五郎丸(ヤマハ発動機)は「本当に勝負の場所」と表現した。あらためてグラウンドを踏み締め「この素晴らしい芝は間違いなく世界一」と名残惜しそうに語った。

 36歳のロック大野(東芝)はテストマッチ81試合目の出場となり、通算獲得キャップ数で日本歴代最多に並ぶ。「何十年後かに国立で最後にプレーした選手と自慢できるように、いい試合をしたい」と話した。

 大一番を前に、世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」から合流したフッカーの堀江(パナソニック)は「出場が決まる試合なので自然と気合が入る。勝ちにこだわりたい」と8大会連続のW杯出場に意欲を示した。

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2014年5月24日のニュース