300人が放駒親方しのぶ 芝田山親方「誠に残念」

[ 2014年5月24日 12:52 ]

放駒前理事長の西森輝門氏の葬儀・告別式の祭壇に飾られた遺影

 日本相撲協会の前理事長で、18日に虚血性心疾患のため66歳で急死した西森輝門氏(先代放駒親方、元大関魁傑)の葬儀・告別式が24日、東京都中野区の宝仙寺で営まれ、西森氏の1代前の理事長だった石山五郎氏(元横綱三重ノ海)や、現役時代に好勝負を繰り広げた元関脇高見山の渡辺大五郎氏ら約300人が参列し、故人をしのんだ。

 告別式で葬儀委員長を務めた一番弟子の芝田山親方(元横綱大乃国)が「相撲協会の数々の難題を解決した功労者。私どもの偉大な師匠が他界され、誠に残念だ」などと別れのあいさつをした。

 渡辺氏は「とても真面目で、自分に厳しい人だった」と誠実な人柄を振り返り、協会元理事長の内田勝男氏(元大関豊山)も「非常に聡明でおとこ気があり、何事にも真摯で実直な性格だった」と悼んだ。

 西森氏は野球賭博問題を起こした大相撲の再生を託され、2010年8月に理事長に就任。11年2月に発覚した八百長問題では事態収拾に尽力した。不祥事続きの角界の組織改革に努め、昨年2月に相撲協会を定年退職した。

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2014年5月24日のニュース