矢野東 結婚機に“脱チャラ” 3差9位浮上

[ 2014年5月24日 05:30 ]

第2日、18番でパットを打つ矢野東。通算6アンダーで9位

男子ゴルフツアー関西オープン第2日

(5月23日 兵庫県西宮市・六甲カントリー倶楽部=7037ヤード、パー72)
 内助の功で矢野東(36=フリー)が6年ぶりのツアー4勝目を視界に捉えた。38位タイから出て7バーディー、2ボギーの67で回り、通算6アンダー、138の9位に浮上。昨年大会は悪天候のため最終日が中止となり3位に終わったが、好天が見込まれる今年は逆転を目指す。首位には通算9アンダーの平塚哲二(42=甲賀CC)ら3人が並んだ。
【第2R成績】

 “イケメン”矢野が必死の形相でクラブを握っている。「1打、1打に集中するだけ。他のことを考える余裕はないです」。気迫がプレーに表れた。パー3の7番でピン手前7メートルを沈めると11番まで5連続バーディー。67で回り首位と3打差に詰め寄った。

 今年3月に一般女性の裕美さん(34)と結婚。「料理上手で何を食べてもおいしい」とのろけた。愛妻のおかげで飲みに出歩く回数は減り、99%外食だった食生活が改善された。昨春に患った椎間板ヘルニアも腹式呼吸と姿勢を意識することで、プレーに支障が出ない状態まで回復した。端正なマスクと洗練されたファッションで女性ファンの支持も得ていたが、結婚を機に「チャラチャラする必要はない」と黒髪にした。見かけだけではなく、競技に取り組む姿勢も違うという。昨年大会は雨で最終日が中止となり3位。目指すは2年越しの優勝だ。

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2014年5月24日のニュース