日本 5連覇中の中国破る金星で初の決勝進出!

[ 2014年5月24日 05:30 ]

 バドミントンのトマス杯男子の国・地域別対抗戦は23日にインド・ニューデリーで行われ、日本が準決勝で6連覇を狙った中国を3―0で破り史上初の決勝進出を果たした。日本協会によると、主要国際大会の団体男子で日本が中国に勝つのは初めて。シングルスで世界ランキング4位の田児賢一(NTT東日本)がロンドン五輪銅メダルのシン・リュウを2―0で破りダブルスで世界3位の早川賢一、遠藤大由組(日本ユニシス)がストレート勝ち。シングルスで19歳の桃田賢斗(NTT東日本)が世界6位の杜鵬宇を2―1で振り切った。

 日本男子が初めて決勝への扉を開いた。5連覇中の王者・中国を破る快挙を成し遂げると、コートに輪をつくって喜びを分かち合った。主将の早川は「事前合宿から打倒中国でやってきた。きょうは行くぞと気持ちで一丸になれた」と訴えた。2勝して迎えた第3試合でシングルスのサウスポー桃田が勝負を決めた。第1ゲームを23―25で失ったが、1時間25分の熱戦で格上に逆転勝ち。2年前の世界ジュニア王者は「点差が離れた最終ゲームは楽しく気持ちよくできた」と言った。第1試合でシングルスのエース田児が五輪銅メダリストをストレートで撃破。第2試合のダブルスで早川と組んだ遠藤は「田児からの勢いに乗れた」と感謝した。伝統の全英オープンダブルスで2年連続準Vの早川は「あの時は決勝に進んで満足してしまった自分がいた。今回は勝ちにいく」と気を引き締めた。田児も「ここで勘違いしてはいけない」と足元を見つめた。

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2014年5月24日のニュース