さくら ミセス初Vへ1差発進!新クラブがさっそく仕事

[ 2014年5月24日 05:30 ]

1番、ティーショットを放つ横峯さくら

女子ゴルフツアー中京テレビ・ブリヂストン・レディース第1日

(5月23日 愛知県豊田市・中京ゴルフ倶楽部石野コース=6459ヤード、パー72)
 07年大会優勝の横峯さくら(28=エプソン)が5バーディー、2ボギーの3アンダー、69で回り、首位と1打差の5位と好スタートを切った。今週、悩みの種だった3Wを新調。6番で新クラブが利いて初バーディーを奪い、波に乗った。4月22日の結婚発表後、初日としては最も良いスコアと順位で“ミセス初V”へ期待が膨らんだ。大会連覇を狙う森田理香子(24=リコー)ら4人が68で回り、首位に並んだ。
【第1R】

 新クラブがさっそく仕事をした。6番の第2打は残り250ヤード。横峯は初投入の3Wで、グリーン手前まで運んだ。20ヤードのアプローチを1メートルに寄せて初バーディー。流れをつかむと7番では12メートルのパットをねじ込み、またスコアを伸ばしてリズムに乗った。

 先週まで3Wは「どうやっても左へ行くイメージしかなかった」と不安を抱えていた。他のクラブはフェードがかかって戻ってくるのに、3Wだけ左方向に出てそのまま突き抜けるミスが続いた。たまりかねたのが前週の最終日。プロになって「多分、初めて」と3Wを外し、いつもはどちらかしか使わない5Uと5Iを同時に入れた。3Wを使う見込みが少ないためのジャッジだったが、それほど悩んでいた。

 今週からは3Wを約2年半も愛用したゼクシオ7から、ゼクシオ8に変更。これで左の恐怖を払しょくした。6番の第2打は思い描いたフェード。2オンが難しい距離だったことを考慮すれば、合格点のショットだった。

 最終18番でボギーを叩いたこともあって表情はさえなかったが、69で首位と1打差の5位の好位置につけた。メンタルトレーナー・森川陽太郎氏との結婚発表後、5大会目で最も良いスタートを切った。

 “ミセス初V”へ向けては「全く考えてないわけではないですけど、(最終日が)私の日だったら、そういうようになってくれると思う」と慎重だったが、周囲の期待は高まっている。この日は32回の歴史の中で初日としては最も多い4764人が駆けつけた。ハッピーエンドへ向かって歩を進める。

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2014年5月24日のニュース