不調も土壇場でジェームズ３Ｐ　ヒート１３連勝

　ＮＢＡのヒートは地元マイアミで８連勝中のグリズリーズを９８―９１で下して１３連勝。レブロン・ジェームズ（２８）はフィールド・ゴール（ＦＧ）を１４本中１０本外したが、９０―８９で迎えた残り２４秒に３点シュートを決めて土壇場では存在感を示した。クリッパーズは敵地クリーブランドでキャバリアーズを退けて４連勝。ニックスも敵地ワシントンでウィザーズを振り切って３連勝を飾った。

　ヒートのジェームズは途中で１０本連続でＦＧをミスしてしまったが最後は奮起。「確かにそれまで入らなかったけれど、自分はいつも自信を持って次のシュートを打っている」と勝負を決める一本だけはきっちりと成功させた。この日のＦＧ２本目の成功は第４Ｑの２分すぎ。０７年１月６日以来、４７４試合続けてきた連続２桁得点記録が消滅する危機とも直面したが、３点シュートを決めたあとはフリースローを５本成功させて１８得点。揺るぎない自信とプライドがチームの勝利に貢献し、スポールストラ監督も「厳しい試合を制したからこそ価値がある。いい形の勝利だ」と納得の表情を浮かべていた。