レスリング存続へ モンゴルで朝青龍ら呼び掛け

[ 2013年3月3日 06:00 ]

レスリングの五輪存続を話し合う国際会議に出席したモンゴル・レスリング協会名誉会長で元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(右端)

 レスリングのモンゴル協会名誉会長を務める大相撲の元横綱・朝青龍、ドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(32)らが呼び掛け、五輪での競技存続を目指す会議が2日、ウランバートルで開かれ、アジア連盟の金昌圭会長(韓国)や日本協会の高田裕司専務理事(58)らが国際オリンピック委員会(IOC)への嘆願書に署名した。

 ウランバートルで開催中の女子の国別対抗戦、W杯に出場した日本など8カ国の代表者らも会議に参加し、団結を確認した。ダグワドルジ氏は「世界の強豪国が集まる機会に、モンゴル協会として行動を起こしたかった」と語った。レスリングの危機はモンゴルでも波紋が広がっており、今後も活動を続けるという。

 高田専務理事は「IOCに抗議するのではなく、嘆願するという姿勢をどの国にも要望した」と話した。W杯の開会式では各代表選手が5色の輪などを持って会場を一周し、存続を訴えた。

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2013年3月3日のニュース