伊調姉妹「夢奪わないで」 レスリング五輪除外問題で発言

[ 2013年3月3日 16:58 ]

 2020年夏季五輪から除外の危機にあるレスリングについて、女子63キロ級五輪3連覇の伊調馨(ALSOK)と48キロ級五輪銀メダリストで姉の千春さんが3日、「夢の場所を奪ってほしくない」と存続を訴えた。仙台市でのレスリング教室で報道陣の取材に答えた。

 伊調馨は「私たちがそうだったように、今の子達は五輪を目指して頑張っている」と強調し「ロンドン五輪に出場した選手と集まってアイデアを出し合い、できることはやっていきたい」と語った。

 高校教諭の千春さんは「(除外危機を)初めて聞いた時は本当にびっくりした。なぜレスリングなのかと思った」と心情を吐露。署名活動に力を入れる考えで「高校の生徒が関心を持ってくれて、既に数十人が署名してくれた。何がなんでも除外の動きを止めなければ」と語った。

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2013年3月3日のニュース