松山全米OPも狙う「世界ランクを上げて出られれば」

[ 2013年3月3日 06:00 ]

全英オープン切符をつかみタイから帰国した松山

 全英オープンのアジア最終予選を2位で通過した松山英樹(21=東北福祉大3年)が2日、タイから帰国した。11、12年に出場したマスターズに続く2大会目のメジャー切符を得たことで、次は6月の全米オープン出場にも意欲を見せた。

 日焼けした顔で成田空港のサテライトに姿を見せた松山は「昨年、悔しい思いをしたし、パットで悩んだことを思い出したりして自然と涙が出てきた」と前日に出場権を獲得した場面を振り返った。メジャーに出るたびに自らが成長しているとの実感があるとあって、6月の全米オープン出場にも「世界ランクを上げて出られればいい」と意欲を見せた。

 全米オープン出場には当該週の世界ランク、もしくは3週前の世界ランクで60位以内に入る必要がある。松山の世界ランクは現在144位だが、4月からプロに転向し全米までの5試合で優勝争いを続ければ可能性はある。プロ転向の時期については「何も考えていない」と言うが「全英予選で一つ区切りがついた」とも言った。松山の目はもう世界の舞台に向いている。

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2013年3月3日のニュース