遼くんに「GO!GO!」郷ひろみ“55出して”

[ 2010年5月8日 06:00 ]

「目指すスコアは55!」郷ひろみ(左)と手の平で数字の55を表す石川遼

 石川遼(18=パナソニック)が8日開幕の「ザ・レジェンド・チャリティープロアマ」(千葉・麻倉GC)の初日に人気歌手の郷ひろみ(54)と同組で回ることが7日、決まった。先週の中日クラウンズで世界の主要ツアー最少スコアの58をマークした石川は、郷から新記録となる「55」を出すよう熱いエールを受けた。

 サプライズは石川と郷の2ショットインタビュー中に届いた。関係者からの知らせに気づいた郷が「今、僕と遼君が一緒に回るという情報が入りました!」と声を弾ませると、石川も「おーっ」と驚きの表情を作った。
 昨年のこの大会でも2人は顔を合わせているが、同組でラウンドするのは初めて。郷は今後、石川に期待するスコアを聞かれると「それは55ですね」と即答。先週58をマークしたばかりだが、得意のフレーズ「GO!GO!」に絡めて新記録へのエールを送った。
 チャリティーに賛同したプロ、著名人、一般アマが参加し、2日間の日程で開催される大会は今年が2回目。昨年は俳優の舘ひろしらと回った石川は「いろいろな世界のみなさんの話が聞ける。自分にとって貴重な時間」としてとらえている。
 そんな中、早速、郷からも助言を送られた。「遼君は何かを持っている。それは神様からのギフト。それを受け止めて、なくさないようにさらに高めてほしい」。浮き沈みの激しい芸能界に10代で飛び込み、54歳となった今もトップに君臨し続ける郷ならではの言葉に石川もうなずいた。
 石川の父・勝美氏より1歳上と聞いた郷は苦笑いを浮かべながらも「ジャケットプレーなら遼君に教えてあげられるよ」とテンションは上がりっぱなし。同じプロフェッショナルとして石川も負けじと「全力を尽くしたい。人を引きつけるようなプレーをしたい」と魅せるプレーを約束した。昨年は64のコースレコードをマークし、プロの部2位だったが、今年は頂点を狙う。

 <王貞治大会実行委員も期待>今年から青木功、ミュージシャンの日野皓正とともに大会実行委員に名を連ねるプロ野球ソフトバンク会長の王貞治氏は「昨年は石川遼君がこの大会で良くて1年間ずっと成績が良かった。今年もこの大会をバネにする人が出たらうれしい」と昨年に続く盛り上がりを期待した。また、意気込みを聞かれた青木は「オレが優勝するしかない」と本気モード。日野は「このトーナメントが将来的に大きくなって、(チャリティーによって)病院を建てられたらうれしい」と夢を語った。

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2010年5月8日のニュース