カーワン日本「マンキチさん」に恩返しの完勝を

[ 2010年5月8日 06:00 ]

 ラグビー日本代表は8日、来年のW杯予選を兼ねたアジア5カ国対抗第2戦でアラビアンガルフ(秩父宮)と対戦する。選手は4月3日に亡くなった元日本代表フランカー渡辺泰憲さん(享年35)を悼み、喪章を巻いてプレー。7日に最終調整したチームは、観戦する真由美夫人ら遺族の前での完勝を誓った。

 渡辺さんは代表32キャップのうち秩父宮で自身最多の14試合に出場。98年のアルゼンチン戦では2トライを挙げ勝利に貢献した。カーワン・ヘッドコーチは「マンキチ(渡辺さんの愛称)さんのようにいつも100%のプレーをすることで恩返しする」と決意。東芝の後輩で代表初先発のフッカー湯原は、補欠だった新人時代に「“おまえはいいもん持ってるから頑張れ”と励ましてくれた」と明かした。

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2010年5月8日のニュース