相撲道知って…貴乃花所長発案で新弟子が土俵祭り見学

[ 2010年5月8日 12:32 ]

新弟子たちと土俵祭りを見る貴乃花親方(右)

 大相撲の新弟子を指導する相撲教習所の所長を務める貴乃花親方(元横綱)は8日午前、約80人の新弟子を引率し、東京・両国国技館で行われた夏場所の土俵祭りを見学させた。

 土俵祭りは五穀豊穣や土俵の安泰を祈願する伝統行事で、年6回の本場所の初日前日に開かれる。2階席で見つめた貴乃花親方は「厳粛な世界を見てもらって良かった。肌で触れることで、礼に始まり礼に終わるという相撲道の意味合いが分かるはず」と神妙な表情。田子ノ浦、錦戸の各部屋の力士も自主的に参加した。

 2月に所長に就任した同親方による初の試み。「新弟子には今後、他のスポーツの練習を見せてあげたい」と新しい構想を披露した。

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2010年5月8日のニュース