新大関の重圧!?把瑠都「早く終わらないかな…」

[ 2010年5月8日 06:00 ]

稽古を終え、自転車で出かける把瑠都

 大相撲の夏場所は9日、両国国技館で初日を迎える。7日には取組編成会議が開かれ、新大関の把瑠都(25=尾上部屋)は初日に栃ノ心、2日目に豊真将と対戦することが決まった。

 把瑠都はこの日、東京都大田区の尾上部屋で若い衆に胸を出すなど軽い調整を行った。幕内で過去2戦2勝の栃ノ心については「相手も力が強いけど力では負けません」と力を込めた。だが、その一方で「(調子は)始まらないと分からない。早く場所が終わらないかな…」と本音もポロリ。新大関の重圧も感じているようだった。
 そんな把瑠都に心強い味方が応援に駆けつける。高校時代、柔道をしていた把瑠都に初めて相撲を教えたエストニア相撲協会のリホ・ランニクマー会長が緊急来日することが判明。関係者が「把瑠都にとっては故郷の恩人」と明かす存在で、9日目から千秋楽まで両国国技館で観戦する。「場所のことで頭がいっぱい。おなかを壊さないようにしたい」という新大関だが、恩師のためにも序盤で簡単に星を落とすわけにはいかない。

続きを表示

2010年5月8日のニュース