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【武蔵野大学】「徳之島プロジェクト」開村式実施、“島の宝”発信

[ 2016年7月21日 05:30 ]

「徳之島プロジェクト」関係者と学生たち
Photo By 提供写真

 武蔵野大学(東京都江東区/学長・西本照真)は、鹿児島県徳之島町において「徳之島プロジェクト」を7月~9月にかけて行っている。2年目となるこのプロジェクトは、学生たちが農業実習や島内フィールドワーク調査を通して、島のリピーターを増やすための施策提案を行うことを目的としている。

 同大学が1年次の教養教育として展開している全学共通基礎課程「武蔵野BASIS」のなかで、キャリア教育の一環として開講している「フィールド・スタディーズ」。国内外で30を超えるプログラムが設定されている。昨年度より地方創生とリンクさせた取り組みも増え、このプロジェクトもそのひとつ。

 7月13日に開村式が開催され、プロジェクト第1班の学生10人、大学教職員のほか、町関係者が出席。幸野善治副町長から、「徳之島を含む奄美琉球は2年後の平成30年に世界自然遺産登録を目指している。私達島民が気付きにくい島の宝を学生のみなさんに発掘し、発信して頂きたい。みなさんのこの徳之島での体験が一生の思い出となるよう願っている」と歓迎のあいさつがあった。

 これを受けて土屋忍キャリア開発部長は「奄美群島は、文学的表現を試みようとする者にとって…宝箱だ」という島尾敏雄の言葉を引用して感謝の言葉を述べ、学生たちに向け、「ぜひとも君たちが、ここでの体験とその言語化を通じて“宝箱”を開けて欲しい。徳之島に眠る未知なる“宝”を発見し、伝えて欲しい」と激励した。

 「徳之島プロジェクト」は7月11日から9月12日までの2カ月間、計59人の学生が6班に分かれて実施される。

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