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【京都産業大学】地域・企業と連携し祇園祭函谷鉾運営に参加

[ 2016年7月9日 05:30 ]

 ユネスコ無形文化遺産に指定されている京都祇園祭の山鉾行事で、京都産業大学文化学部の学生が函谷鉾(かんこぼこ)保存会と協働し、祇園祭を支える一員として山鉾行事に参加している。

 函谷鉾町は商業地に位置し、住民のいない町であるため、伝統文化を継承していくための若い力が必要だと、近隣企業と同大とのコラボレーションが一昨年から始まった。

 今年で3年連続参加している岡田祐佳さん(文化学部3年次)は、今年の祇園祭に懸ける思いを語っている。「大学と地域が一丸となって取り組む一大行事。多くの人にその熱量を感じてもらい、次世代に受け継がれる伝統を創り上げていきたい」。今年は海外からの観光客も多く見込まれるため、京都の伝統文化を海外にも発信するべく奮闘している。

 7月4日には函谷鉾保存会に大量のちまきが運び込まれ、上級生が下級生に指導をしながら丁寧に袋詰めを行った。10日には「鉾建て」、12日に「鉾清祓い式」、「鉾曳き初め」が行われる。また期間中は海外旅行者への案内やちまきの販売などを行い、17日の「山鉾巡行」を迎える。

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