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【大阪学院大学】囲碁の授業を正課科目として開講

[ 2016年4月28日 05:30 ]

 大阪学院大学は4月から、囲碁の授業を正課科目として開講した。

 平成28年度前期は1クラス(週1回、計15回)を開講し、関西棋院公認インストラクターでアマ四段の同大経営学部の照屋哲男講師が指導にあたる。授業では用語や基本ルール、初歩的な戦術などを学んだあと、詰め碁や連碁、個人対局を繰り返しながらレベルアップを図るとともに、囲碁体験を通して思考力や決断力、対話力を身につける。

 現在30人程度が受講しており、各学部の1から4年次生まで男女問わず幅広く集まったほか、日本語や日本文化を学ぶために来日している外国人留学生も聴講生として受講している。

 受講生のほとんどが初心者で、4月14日に行われた第1回授業では説明に注意深く耳を傾けていた。また第2回授業には、関西棋院から藤原克也プロ(六段)と普及事業部の西尾氏が囲碁の普及のため視察に訪れ、その魅力について話したあと、受講生に交じって連碁にも参加した。

 機関誌「囲碁関西」でも同大の囲碁授業について紹介している関西棋院によると、関西では授業に囲碁を取り入れている大学はまだ珍しく、同大の事例から関西地区の他の大学にも広がることに期待している。今回の訪問では9路盤と碁石を20セット寄贈した。

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