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【駒沢大学】経済学部の学生が提案したアイデアが商品化へ

[ 2016年3月7日 05:30 ]

商品開発が進んでいる「フォトローズ」
Photo By 提供写真

 駒沢大学(東京都世田谷区/学長:廣瀬良弘)経済学部ITプロフェッショナルクラスの学生7人が提案したアイデアの商品開発が進められている。写真を印刷したバラにスマートフォンをかざすと音声が聞ける「フォトローズ」で、結婚式の記念品としての利用を見込んでいる。これは、大企業等が所有する開放特許活用を目指して開かれた「知財活用アイデア 全国大会」で発表されたアイデア。富士通(株)の特許を(株)Ucaが商品開発する産学連携事業となる。

 「知財活用アイデア 全国大会」とは、大学生から大手企業等の開放特許を活用した商品アイデアを募集し、支援機関とともにブラッシュアップを図りながら全国大会で競い合い、斬新な商品アイデアの創出を目指すもの。昨年12月に行われた第2回大会は、埼玉県産業技術センターなどが主催し、富士通、JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)、一般財団法人NHKエンジニアリングシステムが特許を開放し、全国から11大学が参加した。

 大会では同大の学生7人が、写真を印刷したバラにスマートフォンをかざすと音声が聞ける商品アイデアを提案した。これは、富士通所持の目に見えにくい読み取りコードを写真に重ねる特許技術を用いることで、画像の美しさを保ちつつコードを印刷することが可能となり実現したもの。このアイデアをUcaが「フォトローズ」という、結婚式の記念品としての利用を見込んだ商品として開発を行っている。

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