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【横浜市立大学】先端医科学研究センター増築、研究体制を充実

[ 2015年11月7日 05:30 ]

 横浜市立大学の先端医科学研究センターはこのほど、4つの「解析センター」が整備され、遺伝子からタンパク質、細胞の解析、疾患モデル動物での実験まで、一連の研究を行う体制が拡充された。このほか、企業との共同研究を行う「産学連携ラボ」なども拡充した。

 同センターは、横浜市中期4カ年計画に基づいて、2006年に設置された大学直属の研究センター。がん・生活習慣病などの克服を目指した基礎研究と、基礎研究で得られた成果を臨床現場で実践できる医療技術に橋渡ししていくための研究を推進している。

 さらなる研究体制の充実のため、昨年8月から先端医科学研究センターの増築工事を行ってきたが、今年8月に竣工、10月から順次稼働を開始した。

 また、同大では、学内をはじめ地域の医療機関や研究機関における臨床研究などの質的向上に貢献する「次世代臨床研究センター」も4月から開設している。基礎研究を医療の現場に結びつける「橋渡し研究体制」(トランスレーショナルリサーチ体制)の構築をさらに加速し、国の大型プロジェクトの獲得、産学連携をより一層推進していく。

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