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【芝浦工業大学】“おもてなしロボット”を研究機関と合同開発

[ 2015年7月1日 05:30 ]

おもてなしロボット“コンシェルジュ”
Photo By 提供写真

 芝浦工業大学(東京都江東区/学長:村上雅人)は、産業技術総合研究所や東京都立産業技術研究センター、産業技術大学院大学、首都大学東京、東京海洋大学といった東京ベイエリア地区に拠点を持つ機関で組織する「ベイエリアおもてなしロボット研究会」とともに、オリンピックを見据えたロボット技術の研究・開発を行っている。

 研究会では、芝浦工業大学の松日楽信人教授(機械機能工学科)が幹事を務める。技術自体の進展もさることながら、それをどう活用して地域社会に貢献するか、という点を重要視しており、国内外から多くの人がベイエリア地区に来場する2020年の東京オリンピック・パラリンピックで活躍できるロボットの研究・開発が進められている。

 開発中のおもてなしロボット“コンシェルジュ”は、街中で複数台が回遊して、連携し合いながら道案内や受付、店舗案内、写真撮影サービスなどで来街者の“おもてなし”を行う役割を担う。そのほかにもイベント会場などを監視し、エリア別の混雑具合や人の流れなどをリアルタイムに把握し集中管理できるなど、ビッグデータを収集・分析・活用しながら地域に貢献するためのロボットとして、最終的にオリンピック終了後には社会実装を目指している。

 今後は、日本が得意なきめ細やかな“おもてなし”の心を体現するロボットサービスを実現させること、そしてオリンピック後はこれを社会実装し、引き続き地域に貢献することを目指してさらなる開発と議論を進めていく。

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